自己導尿とは

自己導尿の図解

膀胱疾患などにより、自分自身では上手く排尿できなくなってしまったときは、自己導尿という手段によって改善出来ることがあります。入院中の患者様ならば、医師が尿道カテーテルを挿入することによって解決できます。これと同じようなことを患者様に自ら行っていただきます。
具体的には、患者様が自ら膀胱内に細いカテーテルを挿入します。これにより、患者様の膀胱に溜まった尿が排出されやすい状態にし、排尿困難、頻尿、尿漏れ、残尿感などの症状を改善させます。

このような症状の方はご相談を

  • あまり水分を摂取していないが、頻繁に尿意をもよおす
  • 排尿時の尿量がとても少ない
  • 尿意を覚えてからすぐにトイレに行かないと漏れてしまう
  • 意識していないのに尿失禁していることがある
  • 何度もトイレに駆け込むため、気持ちが安らがない
  • 夜間に尿意を感じて目覚めることが多い
  • 尿意はあるのに、尿が出ない

自己導尿の留意点

患者様が自ら排尿の管理を行なっていく必要があるため、「医師の指示を守ってきちんと続けること」がとても大切となります。治療の途中で面倒になり、しばらく中断したりすると、膀胱の機能が回復しなくなったり尿路感染を起こし、さらに放置すると腎臓の機能が廃絶することもあります。